雑感

読んで面白かった本を要約しています。主に事業・プロダクト開発(PdM/UXデザイン/マーケティング)のビジネス書と社会科学(経済学/経営学)・人文科学(哲学/歴史学)の古典。

■読んで面白かったビジネス書3選<特別編>

今回は特段共通したテーマはありませんが、

個人的に2017年読んで感銘を受けた本を

3冊ピックアップしました。今回はド定番ではないので書評もやや長めに記載します。

あえてグルーピングするとマクロな視点で世の中をとらえている本3選です!!

 

 

 

<目次>

1.年収は住むところで決まる

2.400年の流れがつかめる教養としての日本経済史

3.第五の権力

 

 

1.年収は住むところで決まる

 

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都市経済学の本です。

 

「製造業主導の時代から情報産業の時代になり、ビジネスの成否や個人の成長を決定づける要因は変化しました、それは周りの当たり前水準です。」

という主張がこれでもかというくらいグラフや数字を交えて説明されています。

アメリカのシリコンバレー、日本ではビットバレーがなぜ誕生していて、その意味は何かと気づかされるめちゃくちゃ面白い本です!!

 

似たような内容が記載されている本では、

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「天才!成功する人々の法則」も面白かったです。

こちらは、天才が成功を収めるのは個人の才能ももちろんだが、周りの外部環境にも恵まれているのでは?ということが述べられています。

 

 

 

 

 

2.400年の流れがつかめる教養としての日本経済史

 

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竹中平蔵氏の日本経済史について書かれている本です。

2時間くらいでサクサク読めちゃいます。

タイトルの通り日本経済がどのように発展してきたのかということが本当にわかりやすく書かれています。

歴史的に日本は危機的状況に陥ることで、トップ主導の改革を行うことで成功してきたという法則があるという記載がいちばん印象深いです。

 

 

 

 

 

3.第五の権力

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最後はこちら。

グーグル会長が

「インターネットが普及した社会では国家間の関係性はどうなるか・政府の果たす役割はどのように変わっていくのか?」というテーマで著している本です。

 

よくある未来予測系の本に見えますが、実例などを交えて論が展開されているのでとても分かりやすいです。

同時にグーグルはこんなことを考えているのか!と気づかされる本です。

具体的にはグーグルやFaceboook、Amazonなどは皆同じような未来を見据えていて、だから新規事業が競合するのかと納得させられました。

 

とにかく長いですが時間のある時に腰を据えて読む価値はある本だと思います。

 

 

 

以上です。

2018年もよろしくお願い致します!!