雑感

読んで面白かった本を要約しています。主に事業・プロダクト開発(PdM/UXデザイン/マーケティング)のビジネス書と社会科学(経済学/経営学)・人文科学(哲学/歴史学)の古典。

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

≪上期総集編≫2023年度に読んで面白かった本8冊

今回は半年に1度まとめている「読んで面白かった本シリーズ」です。 2023年上半期は2022年下半期から読み進めていた経済学・歴史の専門書と並行して、仕事に関連する本を読み漁った半年でした。自分の仕事を取り巻く環境や期待役割の変化により、全く土地勘…

■要約≪社会政策 福祉と労働の経済学(後編)≫

今回は有斐閣アルマシリーズの「社会政策 福祉と労働の経済学」について要約していきます。主に社会保障制度と労働政策についてその制度設計の確からしさをミクロ経済学のモデルを用いて立証・解明しようとする仕立ての本です。本書はテーマが膨大な為、2回…

■要約≪リーン顧客開発≫

今回はエリック・リースシリーズの「リーン顧客開発」を要約していきます。リーンスタートアップで有名なシリーズの一冊であり、お金を払ってでもプロダクトを雇用して課題解決を試みる顧客を捉える為の見込み顧客へのインタビュー・仮説検証~MVP開発~ロー…

■要約≪社会政策 福祉と労働の経済学(前編)≫

今回は有斐閣アルマシリーズの「社会政策 福祉と労働の経済学」について要約していきます。主に社会保障制度と労働政策についてその制度設計の確からしさをミクロ経済学のモデルを用いて立証・解明しようとする仕立ての本です。本書はテーマが膨大な為、2回…

■要約≪代議制統治論≫

今回はJ.S.ミルの「代議制統治論」を要約していきます。 本書は「功利主義」や「自由論」で有名なミルが19世紀半ばにイギリスの政治構造を立証的に分析しようとして行った政治研究の集大成とされます。ヴィクトリア女王治世の中で普通選挙運動による参政権の…