雑感

読んで面白かった本を要約しています。主に事業・プロダクト開発(PdM/UXデザイン/マーケティング)のビジネス書と社会科学(経済学/経営学)・人文科学(哲学/歴史学)の古典。

■【新卒採用】若年層の人口減少の中で企業が採用において取り組まなくてはならないと思う3つのテーマ

 

 

今回は毛色を変えて、ふだん採用周りのお仕事をさせていただいている中で僕が非常に課題感を持っている事象について考えを連ねていきたいと思います。

 

 

今、世の中では売り手市場と言われるように有効求人倍率が高く、求職者が非常に有利なマーケットとなっております。今後もその波は途絶えることはおそらくなく採用未充足の企業は増えていくことが予見されます。

 

「事業維持・拡大のために人を取らなくてはいけない」

しかし採用要件に合致する人が集まらない・決まらないということは今後も増えていきます。

 

そして、若年層が減少していく中で今後採用環境はより厳しくなっていくことは自明の事実です。何らかの形でやり方を変えなくてはならない。でも変えることはリスクが伴う。そんなジレンマを抱えている企業は多数あるかと思います。

 

 

 

だからこそ、採用環境を鑑みた新しい採用のスキームを構築して競争優位性を先に作った企業が勝つ時代が到来するのではないかと個人的には考えております。

 

では、何をすればいいのか?

 

僕は下記3が今後は求められていくと考えており、この3の仕組みを構築していくことを個人的な仕事のテーマとして取り組んでいて今後も尽力したいと思います。

下記主にリテール企業向けのお話しとなるので一部該当しないものもあると思いますまた重ねてですがこれはあくまで個人の見解となりますので会社を代表する見解ではありません。

一部、論調に不快感を示される方もいるかとしれませんのでその際はすぐに記事を読むのを辞めてください。現実身のあるお話をするためやむを得ず、ご了承くださいませ

 

 

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エリア外採用

リテール企業においては地域との親和性なども鑑みて身近に存在する求職者のみを対象とした採用戦略を敷いている企業が多数存在します。

それは事業や雇用条件の都合でやむをえない場合も多くあります、しかしながら若年層が減少していく中で、企業が存在するエリアだけで戦うのはあまりにレッドオーシャンなケースも今後は発生することかと思います。

 

エリア外からも採用・定着させられるスキームを作るだけで対象となるパイが増えるので採用充足の難易度は緩和されます。

具体的な方法論においては現場でのすり合わせが必要だと思いますが、人材会社がこのあたりの方法論においては提案・ナビゲートすることが非常に価値が今後高まっていくのだろうなとかんがえています。

 

 

女性採用

 

公にはされていませんがどうしても業界や企業の構造上、男尊女卑の採用を行っている企業は一部まだあることは事実です。それは致し方ないことです。

「企業内の人口ピラミッドがいびつにならないようにするため」

「事業内容・職種内容の特質」

など原因は様々ですが今後はこのような暗黙の了解とされていた課題に立ち向かうことが求められてくるのだと思います。

 

ライフイベントの変容に伴い、働き方を柔軟に変えていくことが必要な中で女性の方のほうが就業先として「雇用場所・キャリアプランなどを重要視するということは

就職みらい研究所が発行している「働きたい組織の特徴」(2019卒)にも統計的に出ております。

 

勤務地が限定されており、キャリアイメージなどを具体的に提示できうる可能性の高いリテール企業は上記の面からも親和性が高く、個人的には経営的なテーマとして改革をすればかなり今後の採用競争力を構築するうえでのリテール企業の勝ち筋になるのではないかと考えております。

 

このあたりのテーマは非常にタブーであり、大々的にお伝え出来ないので今回記述するか非常に迷いました。敢えてリスクを取り今回は描写させていただきました、それだけ課題は散見していると現場意識が僕にはあるからです。

 

 

留学生採用

労働人口・若年層人口が減少していく中で採用充足をどうやって解決するか?」

国内に閉じた話をするのではなく、海外からも取り入れることは今後のテーマになるのではないかと考えます。

日本へ留学されている留学生の方々は非常に優秀な方が多く勤勉です。

何らかのテーマを持ち、日本へ留学をされているためその方々のテーマやスキルと事業内容がフィットすれば採用になりうるケースというのは日本人よりも多いです。

これはリテール企業にとっては見逃せない事象だと個人的にはとらえております。

社格などよりも事業内容・専門性などを就業先を検討するうえで大切にされている優秀な方が多いということが事実としてあり、それを見逃すわけにはいかないとおもいます。

 

 

もちろん、受け入れ側の問題や育成・定着など採用に留まらない課題が発生することは自明です。個人的には採用に留まらずそれ以後の伴走まで提案をしたり見解を持てればいいのですがまだまだ力不足で責任を持てないのが心苦しい所ではあります。。。

 

 

 

長々とお伝えをしてきましたが今後の採用においてのテーマ・勝ち筋は

エリア外採用

女性採用)

留学生採用

なのかなと考えております。大々的に考察を展開することが非常に難しい領域ですが個人的には長期的なテーマとして取り組みたいなと考えている事象です。

 

自分のアタマの中を整理するような形で一気に記事を書いたのでまとまりがなく読みづらいかと存じますがご了承くださいませ。。

 

 

以上です!!

今後もよろしくお願いします。