雑感

読んで面白かった本を要約しています。主に事業・プロダクト開発(PdM/UXデザイン/マーケティング)のビジネス書と社会科学(経済学/経営学)・人文科学(哲学/歴史学)の古典。

■要約<転職の思考法>

 

今回はHR領域の本ということで友達からオススメされた下記の本を要約してみます。

6月に出版され、書店にもよく並んでいるのでご存じの方も多いかもしれません。

 

転職の思考法

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■ジャンル:中途採用・キャリア論

■読破難易度:低(僕は既知の内容が多かったので45分程度で読み終えられました。)

■対象者:中途採用に携わる方(人事・面接官・人材会社社員etc)・転職における相場を知りたい方・キャリアに関する一つの答え・考えが知りたい方

 

 

 

 

【概要】

転職における相場感・マインドをストーリー仕立てで非常にわかりやすくまとめている本です。人材業界で働いている僕にとっては考えを棚卸するような形で読みました。
中途採用に関わっていないので新鮮でもありました。
 
 
下記、読みながらまとめたメモを引用します。
●20代は専門性を磨いて市場価値のベースとなるものをつくろう
→(誰でも努力すれば身につけられるものだが、汎用性が高いから)
●30代は経験を蓄積しよう
→(マネジメント経験、部署立ち上げ経験など)
●40代は人脈を蓄積しよう
→(個人のスキル云々でどうにかするフェーズから人を動かすことに仕事の力点が大幅に増えるからかと。)
●伸びているマーケット、業界の生産性高いところで働こう。
→そこで培う専門性、経験は必然的に市場価値を高めるし、業界生産性が高いと高年収レンジに到達するのは容易であるから。
●紹介会社の使い方、面接における会社の見抜きかた云々※こちらは割愛
山登り型(これがしたい)のキャリア感が日本の主流だけど、多くの日本人の本音、価値観は川下り型(こうありたい、●●な状態であり続けることが幸せ)
→これは新卒の就活でよくある議論ですね。
 
 
【所感】
・素人でもわかるように体系的にまとめられていることとストーリー仕立てだから飽きないように構成されている二点は純粋にすばらしいと思いました。
・漠然と転職考えている人にとっては一冊でイロハがすべて詰まっているから読む価値めっちゃあると思います。
※ちなみに僕は社会起点の思考が強いので小さい山登りを何回もやるタイプです。
・正直、こうした机上の理論に引っ張られ過ぎないほうがいろいろ苦しくならないと思うというのが個人的な見解ですが一つの考え方として受け止める意味は大いにあると思います。
 
 
 
今回は以上です!!!
どうぞよろしくお願いします。