雑感

読んで面白かった本を要約しています。主に事業・プロダクト開発(PdM/UXデザイン/マーケティング)のビジネス書と社会科学(経済学/経営学)・人文科学(哲学/歴史学)の古典。

■要約<金持ち父さん貧乏父さん>

 

なんだか胡散臭いと思い食わず嫌いしていたこの本を今回はチョイスしてみました。

「よく聞くけどこの本ってどんなこと書いているの??」

 

そう思われるている方も多いのではと思い書評をまとめてみます。

 

「金持ち父さん 貧乏父さん」

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■ジャンル:経済・金融系

■読破難易度:低(平素な文体なのでかいつまんで読めば3時間くらいでいけると思います。)

■対象者:お金の仕組みについて漠然と興味関心のある方・自分の将来・人生について考えるアイデアがほしい方などなど

※社会人2年目に読んでちょうどよかった印象です、大学生とかの時に読んでしまうと少し頭でっかちな感じになるかも。。。

 

【概要】

●お金のために働くのではなく、お金に働いてもらえるような仕組みを作りましょう!!というのが主な主旨です。

即ち労働集約型でだけ働いていると天井があるし、いつまでも苦しい。だから自分が直接あくせく動かなくてもお金が生み出される仕組みを作るのがいいですよという哲学がいろんな事例を基に記載されています。

 

●そのために大事なことがファイナンスリテラシー(お金についての分別がつく力)を養い、正しく「資産」「負債」を理解しましょうということです。

この資産を正しく資産と認識・分類することができるスキルというのがファイナンスリテラシーのようです。(例えば家などは資産と認識されがちですがローンなど払わなくてはいけないものが継続的に発生するので正しい分類は負債であるetc)

 

この本で説かれている急所のスキルは3つです。

キャッシュフローの管理(資産と負債を正しく分類する力・資産から収入をあげられる仕組みを作ること。この仕組みを作らないと労働集約型から脱却できない)

②人の管理

③自分の時間の管理

 

要は

・複数の収益源を持ちましょう

・自分が直接介在しなくても回る仕組みを持ちましょう

・資産と負債の違いをきちんと認識して自分自身のマネジメントをできるようにしましょう

 

という3点です。

 

【読んで感じたこと】

胡散臭いネットワークビジネスの論理のよりどころにされているイメージをこの本には抱いていたので半信半疑で読み始めましたが、読んでみると真理をついており頭の整理にはなりました。複数の収益源を長期的に確保していくほうが必要よねとはあたらめて感じさせられました。

 

ものすごく平素な文体で分かりやすく何度も具体例を変えて説明されているので、大衆受けする理由も納得です。断定口調が多くやや過激な論調も一部あるので批判的に読んで取り入れていくくらいでちょうどいい感じだなというのが読み終えた正直な感想です。

 

 

 

以上です!!