社会人になりHR領域の営業をやるようになり、
折に触れて「人を動かすビジネスだ!」と
様々な人からお教えいただく機会がありました。
その中でも行動経済学や心理学は人が動くメカニズムを紐解いているから
インプットして損はないと思い、数冊読みました。
今回はオススメされた本も含めて印象に残った本を3冊紹介致します。
<目次>
1. 予想通りに不合理:行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
2. 影響力の武器【第三版】:なぜ、人は動かされるのか
3. 失敗の科学 失敗から学習できる組織、学習できない組織
1.予想通りに不合理:行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
大学時代の先輩からオススメされ、社会人になってから初めて読みました。
経済学では説明できない人間の不合理な意思決定のメカニズムを説明している行動経済学の入門書。
「市場規範と社会規範という二軸の意思決定のメカニズムがある」という話と
「人間は比較の中で行動する」というのが具体例を交えて説明していて面白かったです。事前に情報を差し込むことで他人の意思決定に影響を与えられるというのはまさに仕事をしていて常に感じる所なので納得です。
2.影響力の武器【第三版】:なぜ、人は動かされるのか
ド定番のこちら。
人間が外的要因により意思決定が歪むということを実例もって説明しています。
■返報性(損して得する。)
■一貫性(一度決めたことに執着しがち。)
■社会的証明(同調圧力)
■希少性(限定ものに人は弱い。)
具体例があまりにも多く、ページ数も膨大なのでかなり疲れます。。。
3.失敗の科学 失敗から学習できる組織、学習できない組織
最後はこれ。
心理学・行動経済学ドンピシャからは逸れますがためになったので。
「失敗から学ぶことが成功の最短ルートと教えられ、認知しているにも関わらずなぜそれができないのか?」
という命題を
外的要因(第三者の批判)と内的要因(認知的不協和)からとらえている本です。
組織学的な内容が多いのですが、心の安全がないと失敗から振り返るって難しいよなと考えさせられたので選びました。
以上です。
このジャンルはあまり読み過ぎると頭でっかちになるというか
自己満足になりかねないことが目に見えているので
しばらくは新しいものを控えようと思います。
個人的には読んだ内容を実際の仕事の場面で確認して
定着させていくほうが大事だと思うので。
よろしくお願いします。